ー 御本殿が現在の地に再建され百年 ー

重要無形文化財「雅楽」宮内庁式部職楽部 弥彦特別公演

      日時:6月13日(土) 開場:午後1時、開演:午後2時(午後4時終了予定)
      会場:弥彦総合文化会館 大ホール
      主催:弥彦村
         ※観覧無料(募集定員1,000名)事前申込みが必要となります。
          観覧ご希望の方は「往復はがき」にて5/10までにお申し込みください。
                   申し込み受付終了しました
                   >>>お申込みの流れについて>>> 

雅楽とは日本古来の楽・舞、5世紀頃からアジア・中近東より随時伝来した楽・舞が、平安時代以降日本人の感性によって洗練され、伝承されてきた音楽・舞です。平成21年(2009)にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。
現在でも宮中の諸儀をはじめ社寺の祭典・法要や、神前結婚式でも奏され、「王朝の雅」を今に伝える我が国伝統音楽の精華であります。
宮内庁式部職楽部は正確な雅楽を伝承・演奏する唯一の公的な機関であり、この度の弥彦特別公演は新潟県初の開催となります。
平安朝の美を今に伝える清雅な響きをご鑑賞ください。


●第一部 国風歌舞 久米舞(くめまい)
久米舞は、大和(現在の奈良県)古代氏族である久米氏によって、舞い歌われた、我が国でも最も起源の古い歌舞であり、天平勝宝4(752)年の東大寺大仏開眼法要でも演奏された記録があります。
その起源は、『古事記』・『日本書紀』に見られる神武天皇の東征にて、様々な困難を乗り越えて大和の橿原宮(かしはらのみや)で初代天皇として即位された事を祝って、兵士達が舞い歌った故事に基づいています。現在でも御大典(ごたいてん)(天皇の即位儀礼)の際に奏される、誠に重要で目出度い舞です。
国風歌舞は、外来の楽・舞に比べて装束(=衣装)は簡素、舞振りも素朴ながら、閑雅な歌にあわせて舞う姿は、高雅で荘重なものであります。なお、歌詞の中には神武天皇の御製(和歌)が含まれています。
彌彦神社には、御祭神・天香山命(あめのかごやまのみこと)の伝承として、天香山命が紀州熊野に居られた時、御東征において、敵のために難渋されていた神武天皇に、天照大御神からの夢告により霊剣(フツノミタマノツルギ)を献上し、その霊剣の威力によって敵は撃破され、神武天皇は橿原宮にて即位された、説話があります。
久米舞は、その起源と、彌彦神社の御祭神の伝承が見事に一致した曲であることにより、本来ならば御大典などの重儀で奏するものながら、弥彦の地での公演という由縁にて特別に上演されます。


●第二部 舞楽
○ 左方 萬歳楽(まんざいらく) 
古代中国の唐(618~907年)の国では、聖王の治世に鳳凰が飛来して王の萬歳を祝福したと伝えられ、その鳳凰の声を音楽に、姿を舞に写したものと言われています。
我が国では古くから天皇の即位礼をはじめ、慶賀の宴などに舞われる、目出度い曲であります。
舞人は四人で荘重・典雅に舞います。

○ 左方 陵王(りょうおう)
古代中国の北斉(ほくせい)(550~577年)の王・蘭陵王長恭(らんりょうおうちょうきょう)は容姿が大変美しく、戦の際には兵士が王に見とれ士気が上がらなかったので、常に怖ろしげな仮面を付けて戦場に臨んでいました。ある時、周(しゅう)の大軍を金墉城(きんようじょう)で撃破し、その時の武勇を讃えて舞にしたと伝えられています。
舞人は龍頭を頭に乗せた面をつけ、金色の桴(ばち)を持って勇壮・華麗に舞います。舞楽の名曲としてしばしば演奏されています。
彌彦神社の大々神楽13曲中にも「陵王」があります。大々神楽はその起源が雅楽であります。雅楽の歴史の中で、都から地方へと伝えられましたが、当地に伝播してから現在に至るまでの間で、舞振り・装束・楽器ともに地方化し、現在の姿となりました。この舞楽・陵王は、彌彦の地に永い間伝承されてきた大々神楽・陵王の原形であります。

○ 右方 延喜楽(えんぎらく)
醍醐(だいご)天皇の延喜8(908)年に左近少将(さこんのしょうしょう)・藤原忠房(ふじわらのただふさ)が曲を、式部卿(しきぶきょう)・敦實(あつみ)親王(宇多天皇の皇子)が舞を作り、当時の年号「延喜」をとって曲名にしたと伝えられています。
外来音楽を基にしている曲が多い雅楽の中で、日本人によって作られた数少ない曲の一つであります。
左方の萬歳楽の番舞(つがいまい)(2曲を一対として奏する慣例のある舞楽)として、慶賀の行事で演奏される目出度い曲です。
舞人は四人で、閑雅に舞います。





御社殿

越後一宮 彌彦神社

〒959-0393
新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2
TEL.0256-94-2001
FAX.0256-94-4552

   ********************

 ◆彌彦神社を動画で見る